「赤ちゃんの乳歯はお母さんのお腹で作られる」と聞きました。
丈夫な歯を作る食事はありますか?
赤ちゃんの歯の元になる歯胚(しはい)は、妊娠初期から作られます。
その歯胚が石灰化されて、固く丈夫になるのが妊娠4ヵ月目頃からで、永久歯の歯胚の一部もこの時期に作り始められます。
歯の基質を作るために必要なのは、良質のタンパク質です。
乳製品や豆腐・卵・魚などに多く含まれますが、たんぱく質だけでは丈夫な歯はできません。
歯の石灰化にはカルシウムやリンが必要であり、エナメル質にはビタミンA、象牙質にはビタミンCが必要です。
また、カルシウムの代謝や石灰化を調整する役割を担うビタミンDも大切です。
ですから、これだけを摂っていれば丈夫な歯になるという栄養素があるわけではなく、様々な食品をバランス良く食べることが望ましいと言えます。
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