人間の体内時計には中枢時計と抹消時計があり、この2つが互いに影響しあって自律神経やホルモンと連動し体の体調を整える役割があります。
特に抹消時計は朝食を食べることで体内時計を合わせる為、朝食を食べないと体内時計がリセットされず1日の体内リズムが乱れてしまいます。 さらに、朝食欠食は2型糖尿病や肥満、冠動脈疾患のリスクを増加させるという報告があります。これらは朝食を食べる重要性の根拠と言えるでしょう。
食事のタイミング
食事をとる時間にも影響があると言われています。例えば、早めの夕食はLDLコレステロール・血圧・体重・体脂肪量・糖尿病・冠動脈疾患のリスクの減少と関連するとされています。 また食事回数が1日3食の方と、1日1~2食の男性では1日1~2食の方が2型糖尿病のリスクが高いと言われています。さらに遅い時間に食事を摂ると肥満の危険度が上がります。
「何をどれだけ食べるか?」だけではなく、「いつ食べるか?」によっても体は影響を受ける可能性があります。
☆point☆ ①毎食の食事時間は可能な限り固定!リズムを乱さない。
②朝食は必ず摂取!量はしっかりと!
③夕食は早めの時間に摂る!遅くなる場合は、おにぎりやパン、炭水化物を先に食べてから主菜・副菜を食べ分食する。
④就寝前はエネルギーを含む飲食は控え、特に夜食・寝酒は控える!