「雨やチョコレートを与える=虫歯になる」と思われていることがあると思いますが、決してそういうわけではありません。実際、虫歯ができるかどうかはおやつの食べ方に大きく関係しています。
一方で、間食の回数が多い子供さんほど虫歯になりやすい傾向がある。ということは、多く報告されています。つまりおやつはだらだらと何度も食べることが良くない。という事に結びつきます。
”なぜ間食が多いと虫歯になりやすい?”
糖分を摂ると、糖が口の中にいる”ミュータンス菌”を代表とする虫歯菌によって分解され酸を作ります。そうすると歯のミネラル成分が酸によって溶け出してしまいます。これを「脱灰(だっかい)」と言います。
一方、唾液には歯から抜け出したミネラル分を補う働きがあり、これを「再石灰化(さいせっかいか)」と言います。これによって一度、歯からミネラルが溶け出したとしても、再石灰化により再度ミネラルが補われるので、簡単に虫歯になることはありません。
ところが、おやつを頻回に食べて脱灰が一日に何度も繰り返されると、再石灰化が間に合わず、はのミネラル分がどんどん抜けて穴が空き、虫歯になってしまいます。
来週は、”虫歯にさせないおやつの食べ方のポイント”をご案内いたします!